実験データ画像処理プロセッサ: Analyzer


このページでは、実験データ画像処理プロセッサAnalyzerをご紹介致します。
様々な機能を示した項目にリンクが張られています。
そのリンクをたどると、その機能を使った計算例を見ることが出来ます。
各計算例には、使い方を示した動画やソフトウェアの使用手順を書いた書類が保管されています。
これらの資料を自由に使って、Analyzerの使用の手助けとして下さい。

Analyzerを使えば、SPM実験装置から直接出力されるデータファイルを読み込み、パソコンのウィンドウ上に表示することができます。
実験画像データを元にして、ニューラルネットワーク学習法に基づいた像補正を行ったり、 探針形状推定を実行してアーティファクトを除去することが可能です。
さらには、コントラスト調整をはじめとする様々なデジタル画像処理を施すこともできます。
これらの機能を組み合わせて、シミュレーションで得られたSPM画像と実験データ画像との比較を行い、 シミュレーション結果の妥当性を評価するとともに、 試料形状についてより確実な推測を行うことができます。


[具体的な使用例] 以下のリストから、ご自分の目的に近いと思われるものを、お選びください。

実験データの読み込み、基板面の傾き補正、および、立体表示機能

各メーカーのSPM実験装置から出力されたバイナリ形式の生の実験データを読み込み、基板面の傾斜を補正し、画像を立体表示します。

画像のフーリエ解析

SPM実験画像データをフーリエ解析し、特定の周波数成分を強調した図に変換します。

画像の高解像度化

Lanczos補間法によりSPM実験データ画像を高解像度化します。

ニューラルネットワーク学習法による像補正

ニューラルネットにより探針の描くSPM画像の特徴を学習し、この学習データを元に、探針によって生じたSPM画像のアーティファクトを除去します。

探針形状推定と探針欠損由来のノイズ除去

Blind Tip Reconstruction Methodにより、SPM実験データ画像から探針形状を推定し、この探針形状に関する情報を使って、オリジナルのSPM実験データ画像からアーティファクトを除去します。

画像の二値化

閾値を指定して、SPM実験画像データを二値化し、白黒画像へ変換します。

コントラスト調整機能

ガンマ補正により、SPM実験データ画像に対して、コントラスト調整を行います。
この操作により、SPM実験データ画像の微妙な起伏を強調することができます。

エッジ抽出機能

Sobelフィルタにより、SPM実験データ画像においてエッジを抽出し、輪郭線を強調した画像に変換します。

ノイズ除去機能

メディアンフィルタ処理により、SPM実験データ画像上の小さなノイズを除去します。

断面図の表示

SPMデータ画像上で始点と終点の二つの点を指定して、二点を結ぶ線分での断面図を表示します。

3点で表示される角度の計測

SPM データ画像上において、三点A, B, C を指定することにより、線分AB、線分BCの長さ、∠ABCの角度を測定します。

[ドキュメント類]

上記の具体的な使用例のリストの中に、自分の目的に合ったものが見つからない場合は、こちらまでメールでご連絡ください。
なお、このメールには、お客様がどの箇所でつまづいたかを識別するための記号が、「件名」に挿入される仕組みとなっております。




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